2009-10-01から1ヶ月間の記事一覧

ゴーストライターの春

新書ブームは衰えるところを知らない。書店で新書の棚の前を歩く度に新しいタイトルが並んでいる。 スポーツ選手や芸能人が書いたといわれる新書も増えた。ブログを書いているような人なら理解していることと思うが、文章を書くというのは一種の才能であり、…

アイコラの秘めた可能性

アイドルコラージュくらい知っていると思う。どこの誰だかわからない素人の裸の写真とアイドルの首から上をすげ替えて作り出す合成写真である。 アイドルの裸を見ることは出来ないから、せめて擬似的にでもという男の願望が作り出した発明だ。 しかし、最近…

音楽は他より劣る

筑紫哲也の「若き友人たちへ」は大変よかった。若い人は絶対読んでおいた方がよい。学ぶことが如何に大事か、楽しいかを再確認できた。 言葉の意味はすごく大事だし、その言葉の成り立ちやつながりや発展を知っておくことがあらゆるものの理解に通じるという…

「インターネットが死ぬ日」を読んでいる

間違いなく傑作の予感。これからプロジェクトの打ち上げである。次のプロジェクトが決まってしまったので有休は取り消しとなった。

これからOSを作る人の必修事項の一つはReactOS

CNETの記事でWindows7発売に対してコメントをというお題に対して何故かReactOSを取り上げている人がいた。 既存のWindowsのエロゲが動作しないようではユーザは取り込めないから絶対に勉強しておくべき。

BackSpaceを共有しろ

twitterは人々の編集単位を細切れにした。思いついたワンセンテンスを瞬時にネットの向こう側と共有できる。でもまだ共有していないものがある。文章を書く過程だ。 例えば私は今はてなの編集画面で文章を書いているが、ここで何を書こうとBackSpaceキーで間…

最強メモツールとしてのキーロガー

twitterが良い例だが、時代は全記録へと向かっている。自動車の事故処理の健全化のためにドライブレコーダが普及の兆しを見せている。もう数十年もすれば、個人がパーソナルレコーダを保持するのが当たり前になって、24時間あらゆるものを個人の視点から記録…

筑紫哲也はすごかった

「若き友人たちへ」のあとがきは、筑紫哲也が高校時代に書いた文章が娘さんの希望で載せられていた。おどろいた。高校生の書くようなレベルではなかった。やはり偉人というのは子供の頃からその片鱗を見せるものなのか。 私が高校生のときに書いた文章を思い…

オープンソース的な空気の気持ち悪さの正体

筑紫哲也の最終著作「若き友人たちへ」を読んでいるが、興味深い記述があった。都市デザインについてのくだりで、東京を象徴する3都市は、渋谷と原宿と秋葉原だと。 以下引用。 その特徴は何かというと、渋谷は見せたがる人たちが集まっている。ガングロとか…

作家とバージョン管理

以前友人が所属する変態劇団の舞台を見に行ったとき、まだデビューもしていない小説家志望の男性が原稿用紙にペンを走らせるというシーンがあった。突然携帯が鳴り、シーンが進んでいく。どうして変態かというと、観客の前でフェラの演技をしたので。そうい…

プロジェクトがほぼ終わった

今回のプロジェクトは本当にきつかった。途中、やばいこれは無理そうと思ったことも何度かあった。お盆休みは一切取れなかったし土日に出たりしたし毎日終電だった。バグがつのる中でチームの雰囲気も悪くなったりもした。しかし今にして思えば楽しかった。…

どうして電車は上りと下りが同時に来るのか

乗り間違えるリスクは増えるしホームは両方の客で混むし最低だ。情報の非対称性と一緒で、上りと下りの客の量は圧倒的に上りの方が多いのに全く考慮されてない。その方が設計が楽だからそうなってるとしか思えない。朝の通勤ラッシュくらい上りを優先すべき…

コードリーディングはつまらないという話

第100回カーネル読書会にLinusが来た件 2001年の来日時にLinusに会ったとき、カーネル読書会というのをやっているんだという自己紹介をして、いつか参加してねと言ったら、コードを読むなんて退屈なんじゃないのかなどとコメントをもらったのは覚えているの…

議論の余地があることの非合理

「プレステのせいではない、若者のクルマ離れの理由は? 〜Twitterで話されているたとえばこんなこと ●干場」http://d21blog.jp/discover/2009/10/post-d1c1.html この記事を読んでどう思ったろうか。 様々な立場や世代の人からいろいろな意見が出されていて…

マイカップ

駅の中のコーヒーショップの店頭にこんな文字があった。「マイカップ持参の方は割引します」。マイバッグというのはよく聞くが、そうかその手があったかとひざを打った。私は潔癖症の気がある。普段通っているオフィスにはフロアに100人ちかいゴミどもがいる…

ニコニコ動画で

演奏しましたとか歌ってみましたとかって連中は、顔を出さない奴ばかりで面白くない。みんな若いんだし将来もないんだし大したことないんだしもっとオープンにやればいいのに。ブログでトップに男が顔写真のっけてるのは吐き気がするのでやめてほしいが、音…

万引き被害:年670億円 振り込め詐欺の11倍

という記事が出ていた。フランス人から言わせると、日本の雇用環境は最悪にひどくて、日本の若者はどうして反乱を起こさないのかと不思議らしい。これだけ理不尽な差別格差社会によく耐えてられますね的な。若者に限らず、これだけ貧困が当たり前になって、…

どいつもこいつも糸井の操り人形である

そごうの中のロフトに来ている。妻から頼まれて「ほぼ日手帳」のおつかいである。ほぼ日手帳専用のコーナーが設けられており写真の通り大盛況である。私は手帳なぞ持たない。自分のスケジュールや日々の思い付きくらい頭の中で管理すればいいのに。手帳の中…

選挙うぜえ

民主党公認候補のかねこですとビラやら拡声器やらで駅前で全く無関係な俺に関わってくる。死にやがれゴミども目線で睨み付けるしかない。店の安売りなら仕方ないが一人のどうでもいい中年のどうでもいい人生を少しでましにしてやるためになんで他人の俺たち…

たしかに焦っては駄目ですね

今日は新宿で徹夜麻雀です。輝かしい未来に向かって一歩一歩進んでいます。

投資ねえ

定期開催の会社の麻雀大会のあとは、朝までよその会社の社長さんたちと徹夜で賭け麻雀をするのがならわしになっている。東風戦のピンでウマが1-2でチップ500円だからほどよい大人レートである。あんまりやりすぎると印象が悪いので、勝ちすぎないようにはし…

目の前を歩く女子高生の太ももを眺めながら駅へ向かっていると、その女子高生が別の女子高生と合流した。どちらの太ももを眺めるか逡巡していると、どうして私は逡巡しているのだろうと思った。迷っている理由は、二人の太ももが、どちらも同じレベルだった…

工夫なんて、実は大して重要じゃない。「週末起業ビジネス」という新書を読んでて、成功事例の解説の中に、成功者たちの様々な工夫が書かれていた。工夫だけあって、なるほどと思うようなTipsが満載だった。早朝や通勤などの隙間時間を有効活用するようなも…

骨髄ドナーに登録して実際に針刺されたけど痛くて後遺症大変でしかも提供先はかわいい少女じゃなくて50代男性で謝礼金も出ないしやってられませんという記事を読んだ。常々思っていることに、善意というやつには反吐が出るぜというのがある。臓器提供登録と…

もしも人生をやり直せることが出来るならどれほど嬉しいことだろうか。もしも人生をやり直すことが出来ないと知ったら、どれほど悲しいだろうか。まだやり直しがきくと鎮静剤を打ち続けてもいずれは終わりが来る。お気に入りの散髪屋がある。引っ越す前の町…

自律は凄まじき

紀伊国屋で本を買って帰る途中のエスカレータで、若い女が電話に向かってこう言っていた。「4cm切ったらヒザ裏が見えなかったの。だからもう5cm切ったの。」女はスタスタと先に行ってしまったがずいぶんと不思議な感じがした。ああそういう世界もあるのか、…

たこ焼きを買って買える途中の公園のベンチに、休日だというのにスーツをぴっちりと着込んだ50代とおぼしきメガネをかけた男性が座っていた。会社のデスクというわけでもないのに背筋をまっすぐ伸ばして手帳に書き込みをしていた。奴隷という言葉がぴったり…

道路に傘を何度も叩きつけた。骨組みがむき出しになり、金属の部分が折れてちぎれた。我慢が出来なかった。怒りと、無力さとむなしさのはけ口が必要だった。その日の夜、バグ改修をしていると妻からメールが来た。ずいぶん疲れた感じで、ハーゲンダッツのス…