万引き被害:年670億円 振り込め詐欺の11倍

という記事が出ていた。フランス人から言わせると、日本の雇用環境は最悪にひどくて、日本の若者はどうして反乱を起こさないのかと不思議らしい。これだけ理不尽な差別格差社会によく耐えてられますね的な。若者に限らず、これだけ貧困が当たり前になって、生活苦になる人が増えて、どこにも助けを求められなくて、よくみんな耐えられますねと。俺もいつも不思議に思ってた。みんな貧乏なら、泥棒でも窃盗でもやりまくればいいのに、と。社会が自分に報いてくれないのなら、そんな社会のルールなんて守ってやる理由はない。やりたい放題やればいいのにと。秋葉の殺人鬼みたいにね。そうやってみんなが人を殺すのが当たり前になったり、空き巣が日常化したりすれば、社会だって変わらざるを得なくなるだろうと。でもみんな我慢強いみたいで、ちっとも犯罪に手を染めない。じっと貧困に耐えてるように見える。でもそうじゃなかったようで、それが表題の万引きにつながってるのかなと思った。確かに、他人の住居に窃盗に入るよりも、すでにオープンになってる店から万引きする方が、手間もリスクも罪の重さも圧倒的にメリットがある。よく言われるような、万引きをする人には精神的に疾患があるなんていうのも、レアケースだろうなと思う。一番多いのは、生活苦の人たちだろうどう考えても。万引きはもっと増えていくだろうな。何しろみんな生きていくために必死なんだから。ホームレスしてる人からすると、それで万が一つかまっても、留置場はそれはそれで飯にありつけるわけで、冷暖房完備だし。みんな気付いちゃうんだろうなあ。まっとうに生きることになんて何にもメリットはなくて、悪いことをやった方が圧倒的に優位に立てるってことに。日本ていう国が壮大な囚人のジレンマをやってるのは島国根性のなせる業だろうか。