冬子さん追記

上記のリンク先のリンク先を張っておく。彼女の背景が少しだけ書かれている。久しぶりに胸が高鳴っている。

昭和の根っこをつかまえに 第2回「私の志集」の巻 北尾トロ

上記文章の中でも彼女は「ホンモノ」と書かれている。そういわせしめるものを持っているのだ。
感動しているので引用。すごい。

考えているうちにコーフンしてきた。そして、なぜ自分が「私の志集」にこだわっていたのかわかった。ようするに、
ああいうことをやってみたい気持ちがどこかにあったからだ。
 いや、ぼくだけじゃないだろう。けっして買わないくせに、目にした人が「私の志集」売りのことを忘れられないのは、
異様な雰囲気のせいだけじゃなくて、自分にはできそうもないことを平然と行う人を見てしまったショックからじゃない
だろうか。
 ぼくはこれまで一度たりとも、群衆の前に身をさらして何かをしたことがない。この連載で詩を朗読したといっても、
あれはそのための場だった。彼女のように心に死の決意を秘めた行動はできないとしても、大勢の人の目にさらされるこ
とに耐えられるかどうか、やってみる価値はあるように思う。

この文章の後半で著者のおっさんはなぜか自分も本を街頭で突っ立って売り出す。パワーがある。なんて熱い話なんだ。おっさんは結局売り上げゼロで挫折する。