一つ二つと数え抽象化することで数学の無限の世界が始まる。
男女を抽象化するとトイレの入り口のあたりの記号になるのだろうか。この抽象化にはとても世界が始まる感じがしない。
抽象化できない世界で無限を扱うにはどうすればよいのか。その世界で何かを見つけるのは素数を見るけることよりもはるかに難しい。
どんなに数えても比べても心はさまよう。全ての選択肢が、全ての存在がここでは選択公理になる。
花火大会が終わって巻き込まれた渋滞の中。たくさんの女性が歩道を流れる。いつまでも進まない車の列。たくさんのカップルが歩道をかすめる。
銀河英雄伝のヤンが三十歳になることにふてくされるシーン。若さを失うということがどういうことなのかよくわからない。
美しいものを手に入れたい。数式やたくさんの若い女性とセックスしたい。そういうことが若さだったんだね。
この世界で無限を扱うとは多くの女性とセックスすることであると定義したい。それだけがこの世界を抽象化する手段である。
快楽を得るにはどうすればよいのか。お金、見た目、能力、若さ、そういったもの全てを高めることしかない。
この考え方は銀河英雄伝のポプランから学んだ。この本にもっと若い時に出会っておけばよかったのに残念である。