2011-03-30

妻から早く履歴書を書けと何度目かの催促を受ける。その度に私はYes I do.と答えるのだが、意思と表象の世界における意思の何たる薄弱なことか。私は未だにペンを握れずにいる。私は悩んでいるのだ。これから日本を襲うであろう未曾有の大災害。そう、津波原発人災など序の口であって、これからが本当の災害なのだ。こんなときに労働なんかしていていいのだろうか?むしろ私はニートという立場を積極的に活用して死中に活を見出すべきではないのか?三か月経てば失業給付も下りる。原発関連のニュースを追いかけるのはやめた。どうせ無駄だからだ。あの原発はもう手の施しようがない。あと少しもすれば、時差式チェルノブイリ級核爆弾製造所と化すだろう。弾は最低6発。付近の原発も巻き添えにして昇天せられる可能性もあるのでもはや弾数など関係あるまい。私は海外逃亡を思い描いており、近々パスポートも発行される。朝の8:45からは「えいごであそぼ」が放送されている。ジェニーがかわいい。私は必死に英語を勉強している。今思えば、この国の英語教育がメディアも含めて貧弱だったのは、有事に国民を海外逃亡させないための檻だったのだ。まんまと国の策略に落ち、このまま手をこまねいて放射能大国ニッポンと心中なんてごめんである。日本など勝手にくたばればいい。