2010.08.17 00:40

新宿の方が秋葉原よりも自分に合っていると荒川智則は考えていた。ギラギラした光がちりばめられた景色は、そういった光でしか心を癒せない人種の最後のたまり場だった。なじみの雀荘に着いた。平日なので立っている卓は二つしかなかった。すぐに入れますよとのことだった。荒川智則は最後の麻雀に挑んだ。持ち金は二万。二回負ければ終わりになる。