タクシーで何の話題もなかったので「次の選挙はどこに入れます?」と運転手のじじいに聞く。「公明党でしょ!」と即答される。なんだこいつ学会員かよと辟易しているとどうも違うようで、タクシーでそういう話題を振る客はみんな公明党の支持母体の一員で、運転手さんもいつも、公明党に入れてくれとせがまれてうんざりしているようだった。どうも俺のことも学会員と思ったらしい。また公明党を薦められると思って先取りしたのが上記回答だったようだ。クールな冗談である。俺の一票は又吉イエス様のためだけに存在するものだが、選挙区が違うがゆえに無効票となっている。非常に残念でならない。ところで政教分離の起源について興味があるのだが、wikipediaくらいではよく理解できない。公明党幸福の科学も、政教分離原則を毅然と無視しており、非常に問題に思っていたが、よく考えたらなんで政教分離がいけないのか自分でも説明できないので悔しい。むしろ最近は財界と政治の結びつきの方がよほど問題のように思えて、先日のマツダの第二の加藤氏の事件にしても、シリアルキラーを大量に生み出す肥沃な大地となってしまっている現状を見ても、本当の敵が誰なのか深く考えさせられる。「密室殺人ゲーム2.0」の最後の章タイトルは「そして扉が開かれた」となっている。内容はこうだ。

密室殺人LOVEな十八歳♀です。自分でもやってみたいなあと思っています。興味のある方はカキコお願いします。

詳しくは買って読んで欲しいが、要は大量の模倣犯の出現である。まさに2.0なわけだが、ちょっとこれは笑えなくて、別に加藤氏でなくても、不幸な人間というのはいくらでもいるが、彼ら全てにはシリアルキラーの外的な素質が備わっていて、ある程度の社会的な虐待を与えてやれば、引き換えに数人殺すくらいやりかねない。もちろん一人では出来ないだろう。でも今は、webを使って仲間を募ることが出来る。何も実際に一緒に殺してくれなくても、ちょっとレスをしてくれるだけで大変に殺人者は勇気付けられる。加藤氏のことを、所詮イレギュラーで、日本史的に取り上げるに値しないなどといったり、戦後なんてもっと悲惨な事件がいっぱいあったよむしろ今の方が安全だなどといったりするのは間違いで、加藤氏が開いてしまった扉のことを心にとめておくべきなのだ。正社員として安穏に派遣や季節労働者を平和的に虐げている人たちは、もちょっとでもびびっていた方がよい。これからは、ただささやかに幸せに小市民として生きているだけで殺されるに値するのだ。つまりいかなる小市民であっても、もはや自分やその家族だけを幸せにするだけでは事足らず、又吉イエス様のように、広く世界を深く強く愛さなければならない。