介護の仕事の魅力

2chのまとめを読んでいると面白い。介護の仕事に新卒がいくわけないじゃんという意見の一致が見られている。中でも興味深いのは
・たかが介護なのに資格が必要なのがいけない。実際に就職しようとしても資格の有無で断られたりする。
というのがある。看護士なら資格は当然だろうが、介護する人にはそこまで必要ないだろというのはうなずける。
他にも
・やっぱ他人の糞尿の世話は厳しい
というのがある。ノロウイルスとか有名になっちゃったせいもあるのだろう。自分の子供のオムツチェンジとは意味が違いすぎるのだろう。
・未来がない
というのは論外。どうせ若者にはすべからく未来はない。仕事を通して未来を求めるのも間違い。仕事はあくまで生活実現手段でしかないというのがこれからの主流。
・給料が安すぎる
というのはこれから大いに改善される余地があるかもしれない。でもたかが一万円アップさえも不可能という話もあるようで。拘束時間も長いようだし一家の大黒柱が出来る仕事ではないのが残念。一ヶ月10万円では子供は高校中退してハマータウンの野郎どもになってしまうのは必至。

ただ良い面もある。ノルマがない、これに尽きる。ITドカタのきついのがこれだ。製品の出荷デッドラインまで時間がないのに重大バグの解決の糸口さえ掴めていない状況とか死ねる。何日も朝から晩まで電車の中から枕の上でまでプレッシャーにさいなまれる。介護にはそういうのなさそうだ。ITドカタで精神やられちゃった雑魚たちにはちょうどいい再就職先だ。

森博嗣も両親が早くに死んでくれて自由になれたと「自由をつくる 自在に生きる」の中で言っている。ひでえ。

一番グッドと思ったのは

刑務所の服役囚を使ったらどうだろう

これ、かなりいい線いってると思う。服役囚たちも不況で刑務所内での仕事がなくなって大変らしいし。
いずれにしても、今の若者には親の世代が要介護者になったときに支えられる経済基盤は無い。介護疲れの一家心中はもっと増えるだろう。介護を家庭内から社会化へ外だしするにしても国は借金まみれと。あと何手かで詰むのがわかってるのに何の対策も取られていないというのはさすがとしかいいようがない。