朝の休憩所で先生に声をかけた

声をかけてみて名前を思い出した。どうやら向こうも思い出してくれたようで第一声に太ったことない?などと言われた。近況などをぽつりぽつりと話した。歩いたことを話すとずいぶん驚いていた。ひとつふざけたことをやっておくと話のネタには困らないものだ。○○先生はまだ学校にいますか?と何人かの名をあげてみた。cプラの本を借りたままになってしまっている先生もまだいるようだ。ミスタービーンにそっくりな先生はもういないらしい。あれから何年になる?と先生に聞かれた。五年になりますか。と答えた。僕は高校の同窓会なんて一生出まいなんて思っていたが、なぜか当時は大して関わりもなかったクラスメイトたちがひどく懐かしく感じる。会いたいと思ってる自分が不思議でならない。泥の底で首をもたげたような高校生活だったが、悪くないと今は思える。「今はどんなに辛いことでもいつかきっと笑い話になる。いい思い出になる」とはRさんが雨のバス停の長椅子の下で寝袋にくるまってる僕に電話で言ってくれた言葉だ。まさにその通りになりつつあるなと思った。ありがとう。心からそう思うのである。僕に関わってくれた全ての人に。も
うそろそろ高知に着く。地元のやつらとはやく麻雀を打ちたいものだ。