僕がこの旅を始めた本当の理由

僕がこの旅を始めたのは、ニートをやめて就職して肉体的コンプレックスは消せなくてもそれなりに社会に溶け込んで一般人としてゆくりと年老いて安らかに生涯を閉じるためではありません。
超人的なタフさを手に入れてきちがいじみた勉強量をこなしてスーパープログラマになるためでもありません。
キモメンだってがんばればできるんだってことを証明して全国のキモメンたちに勇気を与えるためでもありません。
もちろんこれらは完全に嘘というわけでもありません。一応は意識してました。ただしメインではありません。


前の日記を読んでいた人はご存知でしょうが、僕は日に日に非モテという精神的苦痛に追い詰められ、最後はpmokyのように強い男になるために東京まで歩いていくという誇大妄想を打ち立てて収拾がつかなくなり、当然そんなの無理だから閉鎖することにしました。
同時期、心の病も限界を超え、本気で死のうと思い、最後にせめてとヘルスへ行きました。そこで思いもよらぬ心境の変化が訪れ、心がすごく楽になりました。かといって日記をまた始めようとは思いませんでした。nonomachonというネームはもう使えません。こいつは日記は閉鎖したけど旅に出たはずですので、このネームで日記を書くということは、僕は徒歩で東京旅行しなければならなくなります。ありえない話です。
また、実は旅やめちゃいましたとノコノコ出て行ってしまえば、しらけられてしまうだけです。
かといって違うネームで別の日記を書くという気も起きませんでした。僕にとってネット上の人格はnonomachonだけです。偽って記事を書くことはできません。中にはいくつも人格を使い分けている人もいるらしいですが、僕はそんなに器用ではないし、文章を書くという行為に偽りなど混ぜ込みたくなかったんです。だから日記はもうやるつもりはありませんでした。


なのに僕はこうしてとぼとぼと京都くんだりまで来てしまいました。今は大阪に戻っていますが。
どうしてだと思います?
僕は別に一人旅が好きなわけではありません。一人旅なんて一度もしたことはありません。昔東京や日本橋へパソコンのパーツを買いに行ったことがありますが、あれは旅とは違いますし。
体力をつけようとかいう気もありません。だったら筋力トレーニング家ですればよいですし。
ここまで書けばもうおわかりでしょうか?

ちょっとここで筆を止めて菓子の夕食にします。


つづきです。すみません。文章を書く意欲がちっとも湧いてこんのです。最後の記事がこんなよれよれでは申し訳ないのですが、すみません。寝たり起きたりしながらようようと書いてます。

本当は、この記事の内容は最後の最後のとっておきでした。東京に無事ついて、それから書くつもりでした。今となっては意味のないことですが。


さて、僕が旅を始めた理由についてです。それは、僕の前の日記に寄せられたひとつのコメントが発端です。日記本体へのコメントではなく、はてなブックマークのコメントです。どうやらはてなブックマークは、日記本体が消えてもそれに対してコメントができるようですね。消えた記事へのコメントを読むというのは不思議な気分でした。それを読めたのは、たまたま設定していたスクリプトが拾ってきたからです。止めるの忘れてました。
よくわかりません。ただ、それを読んだとき、初めて、心からうれしかったんです。もう日記自体ないのに、わざわざコメントを残してくれた。別に意図があったわけではないでしょうが、とにかく、うれしかったんです。
そのコメントをくれた人のことは前から知っていました。彼女の日記はいつも読んでいたし、僕の記事へTBしてくれたこともありました。そのときは何もレスポンスしなくてごめんなさい。何を書いてよいかわからなかったのです。

で、僕は決めたんです。東京まで歩いて行って、その人に告白しようって。
もちろんしたところでどうになるものでもないのはわかってましたよ。ただ、初めて本気でやってやろうって気になりました。断られようと、そっからが俺の人生なんだって。あほです。すみません。


ま、こんなもんです。やはり男には女以外に生きる理由などもてないようですね。何をしたってどうなるもんでもないでしょう。実は、僕はこれまで人を好きになったことは一度もありません。女性なら誰を見てもかわいいとは思いますが、好きというのとは違います。そりゃそうです。ふさわしくないもん、俺なんて。でも、そういうの抜きで、彼女には惚れました。いや、相手の顔も場所もパートナーの有無も何も知らないですけど。身勝手ですみません。あ、いっときますが、僕は変態ではありません。リアルの僕はむちゃくちゃおとなしいのですので、ストーカー被害とかの心配はしないで下さい。潔く身を引きます。


さて、ちっともまとまってませんが、これがこの旅の理由です。どうぞ笑ってやって下さい。こっからは旅のエピソードをいくつか書いて終了です。淡々としたラストでつまらないですね。ごめんなさい。でも本当にどうしようもなくて。