いいかげんにしろよ!アラン・ケイ

コンピュータは人間を進化させるか アラン・ケイ氏インタビュー
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2006/0925/high43.htm


ゲイ氏によれば、

今、世の中の大人の95%は科学的リテラシーを持たず、科学的思考ができない。でも500年前には読み書きできる人は1%だった。それからアルダスの印刷書物が登場し、長い時間をかけて人々の読み書き能力と思考力を変えた。だから今から500年後ならば……と。


彼は何にもわかってない。ずいぶん衒学的な文章だがこれならポップ歌手の歌詞の方が勉強になるというものだ。「世の中の大人の95%は科学的リテラシーを持たない」ことよりも「世の中の大人の95%は貧乏」なことが問題の本質だろうが。500年前に比べりゃ読み書きできる奴は増えただろうがさて金持ちの数はどうなのかね?変化するものはほっといても変化する。でも変化しないものはいじらないとどうしようもない。なのに変化の象徴みたいな子供をいじることにご執心な彼は所詮ただの学者なのだ。頭の中でジグソーパズルを組み立てることに夢中なガキだ。それを哲学だとかはっとさせられるとか敬ってる奴はただの信者だ。そもそも科学的リテラシーを身に付ける人間が増えることによるメリットについての説明があやふやだ。科学的リテラシーって名称からわかるとおりこれは「科学的」なものなのだ。だから物理にしか適用できないのが当たり前だ。宗教や政治についてまで科学的に思考できる奴はたんに頭が良いだけだ。凡人が科学的リテラシーを身に付けても科学に関してはリテラシーが向上するだろうがそれをいちいち他の分野にまで応用できるはずがないじゃないか。彼の目下の所メインプロジェクトであるスクイークにしたって、これは明らかに科学的リテラシーとは無関係そうだ。というかこれただのプログラミング教材じゃねぇか。いっておくがこんなものでプログラミングの世界に足を踏み入れる子供たちはかわいそうだ。VBから入門した俺がどれだけ辛酸を嘗めたことか。俺は何でも作れるんだぜべいべ〜って調子に乗ってた哀れな子供の末路を知って欲しい。VBでさえこれなのに、このスクイークVBよりもはるかに簡単にプログラミングができるみたいだ。とりあえず子供たちにはアーメンといわせてもらう。彼は女の子のコンピューティングリテラシーの高さにも関心がありそうだが、このままではその女の子たちはザーメンまみれになるような人生しか用意されていないんじゃないか。パースペクティブとか言ってるお前の視野が狭いよゲイって感じだ。アーメン。


追記:要ははてな界隈でもさんざん議論され尽くしているように科学なんて金にならんのですよ。世の中を取り仕切ってるのはものを左から右へうちわ扇ぎながら流すだけの文系で、理系はストレスで発狂して自殺するしかない世の中を変えるのが先なんですが、しかし多くの子供たちが科学的リテラシーを既得しちゃえば、今度は専門の降下が起こっちゃうんですよ。弁護士バッジもったタクシー運転手とか大学院まで出たのに月給14万とかの世界になるしかない。競争相手が多ければ多いだけその業界自体は伸びるだろうけど、それは多くの敗残者を最悪の形で排除した結果でしかない。究極的に僕ら人類が幸せになるには、何も学ばずに何も考えずに何もしないことが一番だ。それ以外ないでしょうね。だからやっぱり天才は死ね。ザスーラっていうビデオ見たんだけど、あれと一緒で、僕ら人類は破滅がゴールのすごろくをやってるんだ。せっかく僕ら凡人が1とか2でゆっくり進めてるのに、空気読めない天才どもは8とか9とか出してずかずか進んでいく。おいおいその先は終わりなのに。