原発を止める方法

(世界の原子力増設にブレーキをかけた)第三の理由は電力自由化だ。90年代から始まった電力市場の自由化によって、多くが国営だった電力会社は発電、送電、配電などに分離されて小さな民間会社になり、計画から完成までの時間が長い原発は敬遠されるようになった。いつ反対運動が起きて、工事がストップするかもわからない。個人が電力会社を選べるとなると「電気の不買運動」も可能になり、標的とされる可能性の高い原発の建設は、ますます難しくなる。原発の増設と自由化を両立させた国は、まだないのだ。

日本の電力会社の独占を覆せということか。そらそうか。