川崎病について

知人のお子さんが川崎病になったと先日聞いた。川崎病についてネットで検索するとWikipediaのページを読んでどういう病気か知った。難病で、毎年数千人以上の乳幼児がかかっているようだ。川崎市とは関係ない。
何日も高熱が続くようだ。治ったあとに心臓に後遺症をかかえてしまう可能性があるらしい。
今日、はてなブックマークで「川崎病、複数細菌原因か…抗菌薬で治療成功」というニュースが流れていて、読んでみるとこれまで不明だった原因と治療法に光明が射したように読み取れたので、知人にその記事のアドレスをメールで送った。まだ確立されていない治療が受けられるわけもないのに。家族でもないのにそういう真似はよくないと妻に言われたが送ってしまったものは仕方ない。
熱も引き回復に向かっているという返信が来た。その子も女の子だそうだ。何も出来ないが平穏無事であることを祈った。最近理解したが、最後には祈ることしか出来ない。宗教を忌避してきたが、少しずつ心が変化して来たようだ。
Wikipediaのページをさっき見てみると、早速「川崎病、複数細菌原因か…抗菌薬で治療成功」のニュースについて追記がなされていた。今日出たニュースがもう記事に追記されている。ネットの可能性をこんなにも感じたときはなかった。「インターネットが死ぬ日」でもWikipediaは数少ないネットを良き方向でコントロールできている例であり、すさまじい可能性があると書かれていたが、その通りだと思った。
ブログに何か書く。Twitterにつぶやく。それは祈りのようなものだが、もう少し先へ進んだ行為に思える。誰かが書きなぐった数行のテキストが別の誰かを救うこともある。大事なのは書き続けることだ。書いて、祈って、また書いて、祈って。とても自然な人間の希望のように思えた。