アスさんお久しぶりです

ありがとうございます。覚えていますよ。あの夜のことは。アスさんが飲み屋に行っていきなり漬物を頼んだのを見てずいぶん驚いたのを覚えています。漬物を注文するという文化は初体験だったのです。今では飲み屋でビールと一緒に漬物を頼むことに何の違和感もありません。こちらは淡々と日々を繰り返しております。そう淡々と。誰かが僕の人生を録音したらタンタンと音が聞こえてくるくらい淡々です。先日僕の前の人がトビました。荷物も置いたままです。リーダーはこういう形でいなくなるのは初めてのことだと言っていました。夏休みを終えて現場に行ってみるとその人は来ていなかったので彼も夏休みなのだろうと思っていると上の人からトビの報告が来たそうです。おかげで僕の仕事が増えました。新しい人は要請しているけれど実際に配置されたとしても習熟に時間がかかるだろうから今のプロジェクトはもちろん次のプロジェクトも厳しいだろうとの意見でした。サーフィン先輩に先輩がこれまで行った現場でトンじゃった人はいましたか?と聞くとまぁそれなりにという話でした。うちの会社でも過去に精神的にいってしまって部屋から出てこなくなった方もいたそうです。僕はその人のことが結構好きだったので非常に残念です。その人はいろいろな趣味を持っていて、車のレースとかもやっていました。その人の持ってきていたレース雑誌を僕がずいぶん真剣に読んでいるとあんまりまじめに読んでいるものだから少し驚いたようでした。僕はずいぶん狭い世界で生きることを好む性質から、関心領域が閉じてしまっているので、車とかレースの話はとても興味深いものがありました。そのとき僕が読んでいたページはちょうどQ&A形式のページで、オフロード用のタイヤで一般道を走ることのデメリットとかが書かれていました。ところで、今朝は朝からハンバーグでした。しかし、そのハンバーグは火がきちんと通っておらず、中がピンクでした。妻にこれ火が通ってないじゃんといって渡すと再度加熱して出てきましたが、まだピンクでした。僕はちょっとシュールな気分になったのでコンビニに出かけてから戻ってくるとハンバーグはなく、代わりに卵焼きがありました。申し訳ないなと思いながらかじると、シュールな味がしました。妻の調理技術は初期の頃に比べずいぶん上達したといえ、まだまだのようです。部長から任天堂DSの料理ソフトをもらっているのに、ちっともレパートリが増えません。なぜ増えないかというと、妻は毎日僕に今日は何が食べたい?と質問をするからです。物事を決断するということは、たとえそれが日常のありふれたものであっても、大変困難を伴うものなのです。僕はいろいろと迷ってから回答をしますが、僕は見識の狭い男なので、口から出る料理の名前なんてからあげとかハンバーグとかサバとかラーメンくらいなものです。もちろんもう少し洒落た料理名を知っていますが、妻の料理スキルを考えると、あまり冒険をするとパーティが全滅なのでやめておきます。妻の料理に対する不満をネットで撒くなんて、本当に僕はつくづくつまらない人間だなと思います。ただ、音が聞こえているのはとてもよいことだなとも思います。今日は日曜日です。僕は朝からだらだらと読書をして過ごしています。僕はだらだらと過ごしていますが、録音したら多分タンタンと聞こえます。