少年ジャンプのナルトって漫画で、忍術の才能が一切ないリーって少年が、忍術の天才と闘っているときの回想シーンで、そのリーと恩師が特訓しているときに、いくら努力しても実らなくて僕には何の才能もないんですって精神的にまいっちゃってるリーに向かって師匠が放ったセリフにジ〜ンとしたことがあった。「お前は努力の天才だ!」2chで俺に対してこんなことを言ってるやつがいた。「天才ってのは影でめちゃくちゃな努力をしている。自分だって大学時代サークル活動でイチャついてるやつら尻目に図書館の情報工学系の本全部読んだ。理解できない難しい本は30回は読んだ。だから日本でも五指に入る今の自分がある」みたいなことを書いていた。なんか妄想癖なところが俺に似てる気がするが、でも天才の定義に関しては同意する。天才とは努力している。それもむちゃくちゃな量を。でもそれこそが才能だとはそいつ気付いてんのかね。努力することこそが最も難しいのだ。人間て根拠がなきゃ何もできないものだ。なんの好意も見せない女性に対して告白できるやつが何人いることか。ましてや自分の容姿に自信がなきゃなおさらだ。プログラミングの
スキルだって一緒だ。根拠がなきゃ努力だってできない。僕がこの旅で一番手に入れたいのがそれだ。どれだけ困難だろうと何年かかろうと乗り越える根拠。一生の仕事にできるという根拠。たとえ仕事でなくとも最後まで馴れ合っていける自信が欲しいんだ。だったら家に引きこもってコード書いてりゃよかったなんて思えなかった。コードを書いても埋められない気がした。だから歩いてる。