新しい朝が来た

希望も特にない、昨日と地続きの狭苦しいカプセルホテルのベッドの上で、新しい人生の始まりのお祝いだ。でも昨日買ったアーモンドチョコは全部食べてしまった。食料の持ち込みは禁止なんだけど。さあ、帰ろう。犬の名前はポッキーだ。ポッキー俺のこと覚えているだろうか。いつぞやの退院したときみたいに他人と勘違いして吠え立てられたりしないかな。新しい朝を迎えたら、新しい昨日のことなんてもう忘れてる。一枚目の層だけが存在のあかし。自分の過去を掘ったってガラクタしかでてこないんだから、掘るのはもう懲り懲りだ。忘れよう。いいこといやなこと全部。まずはそこからだ。

もうがんばる理由はないんだ

ニートをしてもしばらくは生きられる。それならいくらでも本が読めるしプログラミングだってし放題だ。わざわざ社会へ出る必要はない。こんなクズに応援なんてしなくていい。いままでありがとう

ajよ

お別れだな。一応言っとくが。前に行ったよな。「彼女いるなら幸せにしてやれよ」みたいなこと。同じ気持ちだ。泣かせるなよ。じゃあな。このみやげはすぐそこに立ってるホームレスにやる。お前のこと大嫌いだ。でもありがとうな

しかしぎりぎりだった

きび餅賞味期限今日だったからな。ホームレスさんちゃんと受け取ってくれた。「つぶれちゃってるけど一応食えます。うまいですよ」と言って渡した。賞味期限のことは伝え忘れた。