昨日のハイライト

これが俺の装備です。総重量およそ10キロなんだけど雨を吸収して15キロくらいになっちまった。リュックの上からカッパきていたのに中はびしょびしょ。なんでだよ。ちなみに本は入らないので置いて来た。

オレンジ麦わら帽子かぶったまま雨の中歩いてたんだけどオレンジの色が水と一緒に流れおちていてちょうど爪のところにあたっていたようだ。マニキュアみたいになっちまった。しかも靴にも滴っててそっちまで汚染されちゃった。

昨日のお昼ごろの写真。感慨深い。

白々しいんだよ政治屋は!

カメ虫が寄り添って死んでいた。カメ虫より劣るのか俺は...

ふ〜ん。

いや、なんとなく。

ルールってやつはどうしてこう面倒臭いのか。俺は何よりも誰よりも地球環境を憂えているからして、ここには捨てられない。でもさ捨てるとこないなぁ。

おばちぁんが二人井戸端会議してたのであいさつしたら俺のペットボトルを回収してくれたあげく水をわけてくれた。ありがとうおばちぁん。

トンネルの中はひどい匂いだ。

シオカラトンボが雨で濡れた羽根を休めている。蟻にたかられて大変そうだ。

コンビニで飯買って店の前食っていいか尋ねたらイスを用意してくれた。ありがたい。飯は卵焼きとカツオのすりみ天ぷら。天ぷら最高においしい。


電池がもたねえ

まだ二日目だってのにすでに二回からになった。やはりブラウジングがまずいのか。電話ボックスや販売機の裏をあさっているがコンセントいまだ発見できず。このままではコンビニにおいてある充電パックしかないわけで、破産しちまう。

コツが掴めてきた。

足はあいかわらず痛いが幾分楽に歩けるようになってきた。僕の後に続く非モテたちのためにアドバイスだ。歩幅はなるたけ大きくとった方がいい。足あげるのも大変だが着地時のダメージよりましだ。無理矢理にでも大股でいこう。あと、女性には声をかけるな。無視されて意思がなえる。

うたたねしちゃった

バス停のベンチでうたたねしちゃった。目が覚めると隣りにおばあちゃんがいてちょと話した。ばあちゃんなんでもこれから病院行くようで聞いてみると自転車で転倒して血圧も血糖値もゼロになってしにかけたらしい。今は腰に後遺症が残ってそれのリハビリにバスで向かうらしい。僕も死にかけたことがあると事故のことを話すと、ばあちゃんの三女も事故したことがあると話してくれた。片方の大腿骨が粉々になってなんとか歩けるようにはなったけど足をながいあいだ吊ってたせいで子宮が変形してしまい通常の出産ができずに二人の子供を帝王切開したそうだ。二人とも今がかわいいさかりだそうだ。もう帝王切開はいやだから三人めはいらないといっているそうだ。ばあちゃんよ、確かに子宮が変形して通常の出産ができないなんて不幸だがよ。通常の性行為ができないよりましだな。そんなんでぴーぴーわめくんじゃねえ!ガキがいるだけでどれだけ幸せなことか。頑張ってねといわれた。ありがとよ。

きれいだ

今目の前を軽に乗った男女が通った。メガネしたかわいい女が運転してた。二人で笑ってた。わかってる。おかしいのは俺の方だ。普通に生きている人たちを憎む俺の醜い心だ。どうして俺は生きていられるんだろう。工場のラインで欠陥商品は廃棄される。なのに人間は人権だ生きる権利だとあらゆる欠陥人間を生かそうとする。やめてくれやめてやれよ。生きていさえすればいいことはきっとある?お前は愚かだよ。ない。あるラインより下の人間にいいことなど絶対にない。無責任なこというなよ。お前は普通だろうが。俺と違って普通だろうが。お前にも見せてやりたい。この孤独を、この醜い肌を。

すげえおっちゃん

風呂で話してみると車でお遍路しているみたい。お遍路にも中には犯罪者がいるから気をつけようっていうつまらない話だった。で先に風呂でて(アトピーは普通の石鹸やシャンプーは使えないからすぐに入浴終了だ)ソファで涼んでたらおっちゃんもでてきて隣りに座って世間話始めた。ああつまらねえ勘弁してきれと思ってたら。あ、飯が来たので続きはあとで

おっちゃん

で、さっきの続きだが、おっちゃんなんでも還暦過ぎてから仕事やめてお遍路さんやってなんとこれが三回めだそうだ。経営してた会社たたんでお遍路になったそうだ。地元とのつながりがだいじとかいうので飲み屋でもやってたんすかって聞くと、[いや、麻雀をね]と答えた。雀荘経営してたんだって。でそこから先の彼の世間話に僕はメロメロになった。

うーむ。あまりにも学んだことが多過ぎて書ききれないや。文体無視してエッセンスだけ抜き出す。

東京の夜

おっちゃん東京で雀荘やってたんだって。六本木に店構えてたみたい。で、客のほとんどは女だとさ。ホステスね。

ホステスたちは店での格好のまま来るんだと。ケバケバしい服着てね。で、彼女らは朝まで打つんだけど、終わる頃になるとひどい人だと一晩で百万単位でまけるそうだ。そんなにかけんだから麻雀強いんでしょと聞くとぴんきりみたい。で弱いこの世界知らないような新人に高いレートふっかけて殺しちゃうんだと。で彼女らその時間になるとみんな化粧がはげて、馬車はカボチャに戻っちゃう。あれだけ美しかった人がこれかよ!って惨状らしい。興味深い話はまだ続く

おっちゃん2

飲む打つ買うという言葉があるらしい。飲むは女打つはギャンブル買うってのは散財だと思う。飲むだけの人はいずれ人生を踏み外すそうだ。女に関わって家庭崩壊したりね。でも飲んで打つ人間は逆にうまくやれるんだと。一線を超えることがないらしい。こっから先はやばいってのがわかるらしい。俺は酒もタバコもしないし女と関わることもない。安心だ。でも打つだけの人間はどうなるんだろう。

おっちゃん3

おっちゃんタクシーの運転手もしてたみたい。東京オリンピックのころらしい。景気良くて給料の同額がチップではいったそうだ。で、当時は1キロも走れば客がついたみたい。今とはオオ違い。おっちゃんは今のタクシー業界を絶望視していた。僕もそう思う。死ねよ竹中。で、客がいっぱいいるから運転手が客を選べて、なるたけ女を乗せたいんだそうだ。慣れて来ると女の見た目で誰が金になるか、つまり遠くへ行く客がよい。美人はだめだと。稼いでるしパトロンいるから店に近い一等地にマンション持ってる。ブスなら客もつかないから郊外の安いアパートに住んでるから稼ぎになる。だとさ。そういう仕事してると社会の汚い部分人間の醜い部分が見えすぎてつらいみたい。たしかにカップルラブホテルへ運んでたら荒むはな。

おっちゃんラスト

最後は麻雀について、もうかききれないので。麻雀は人生の徒労だそうだ。まさか何十年も麻雀やってきた人間からそんな言葉聞こうとは。これから麻雀始める若い人は、絶対やめとけだそうだ。このときすでに僕の麻雀にかけるあついおもいを延々と語ったあとだった。おいおいなんてことを言うんだよ。

俺の親友

小学生のころ俺は不登校で友達なんかいなかったが一人だけ同様に不登校な親友がいた。家は離れていたがよく遊んだ。ひ君とでもしておこう。彼の家は俺の昨日通った道の途中にある。十年くらいぶりに立ち寄ってみた。彼はいなかったが父親はいた。彼の近況を聞いた。奇跡だと思う。彼は今横浜でプログラマーだそうだ。通り道だ。会おうと思う。来年結婚するそうだ。いまは遠距離恋愛だと。はは、俺は何をやっていたんだろう。彼をねたんだりしない。親友だ。それは今も変わらない。祝福してあげよう。今の俺には何もない。笑われちゃうよな。パソコン持ってた俺のうちで遊んでた君かプログラマーで俺はただのニートだなんて。くやしいよ。本心からくやしいよ。で、おっちゃんがスイカくれた。赤いスイカ。梨くれて飯おごってくれたのがこのおっちゃんだ。何年も経っていたのにすぐに俺とわかってくれた。俺は止まったままだ。あのころと、何も変わっていない。アトピーになったときから、俺は死んだままだ。